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トスカーナ大公国の歴史・概要



■トスカーナ大公国(トスカーナたいこうこく)は、16世紀から19世紀にかけて北イタリアに存在した国家。領域はほぼ現在のトスカーナ州にあたり、同州の前身となった


■トスカーナが政治的な実体を持って地理的文化的に成り立ったのは、15世紀から始まった都市国家フィレンツェがその拡大政策によって1405年にピサを、1421年にはリヴォルノを取得したことに始まった


■トスカーナ大公国の前身フィレンツェ共和国は、メディチ家が支配する16世紀に世襲制のトスカーナ公国になり、領土はトスカーナ地方全域に拡大した


■メディチ王朝の創設者
ジョヴァンニ・ディ・ビッチ・デ・メディチ略歴・経歴(プロフィール)
【1360年~1429年】15世紀始めのフィレンツェのメディチ家当主で、メディチ銀行を創設。一族の繁栄を築いた。ローマ教皇庁とのつながりを深め、銀行業で成功した


■メディチ家2代目
コジモ・デ・メディチ略歴・経歴(プロフィール)
【1389年~1464年】フィレンツェ生まれ。父ジョバンニの築いたイタリア第一の銀行のオーナーの地位を受け継ぎ、さらに発展させた。父が亡くなり、メディチ家当主となりメディチ家のフィレンツェ支配を確立した。コジモはフィレンツェに納められた税金のおよそ65%を負担し、死後ロ-マ皇帝にならい、「祖国の父」「pater patriae」の称号を贈られた


■初代トスカーナ大公
コジモ1世略歴・経歴(プロフィール)
【1519年~1574年】初代トスカーナ大公で、フィレンツェの名門メディチ家の1人。メディチ傍系であり、勇敢な傭兵隊長として知られた「黒隊長」ジョヴァンニ(1498-1526年)と妻マリーアの子。ルネサンス期の女傑として知られるカテリーナ・スフォルツァの孫に当たる
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